農業に対する熱い思いや、そこに至るまでの道のり、
これから、農業で生きたいと思う人たちへの、熱いメッセージを綴る!

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目次

@サラリーマンの宿命?会社の裏切り
Aストレスが消えていく
B過疎を逆手に取れ
C田舎で子どもを育てる  ふるさとの食べ物を求めて生まれた地に帰る
D田舎で子供を育てる   服を汚す子は心は汚れない
E田舎で子どもを育てる  山の自然をふるさととして感じる日
F農業ほど自信を持ってできる職業は無い
G田舎暮らしを夢見る人達へのメッセージ
H私は自然の恵みを活かした生活を続けたい
I農業をして暮らしたい人を募集します
J 農業暮らし募集の詳細
★ストレスが消えていく
 会社に勤めていた頃の出来事です。6月は決算期であり、営業主体であったその会社では、6月という時期にこれといった商材も、また季節商品も無く、特に売れるという時期では無いのに、すごく売れる月だったのです。これは会社側が、我々営業マンをその気にさせる為に、在庫処分という事では無く、気持ちを動かす為に、6月1日になった瞬間、リーダーは普段と違うんだという顔つきで、いつもより元気良く、いつもより大きな声を出し、社内にはスローガンを掲げたり、朝礼にハチマキをしたりして、全社員を巻き込むのが目的でした。中になかなか燃え上が
らない人がいると、時には「帰れ!」と怒鳴られる事もありました。
 その職場でサブリーダーであった私は、社内では元気がある様に振舞っていても、心の中は暗く考え込んでいました。その職場では一番多い売上目標を掲げながら、思うように数字が伸びず、また若い営業マンとは3日に一度の同行営業があり、その数字を伸ばすのも自分の役目でし
た。会社では見せない自分の暗い姿を、家に帰って家族に見せるのも辛いのですが、どうにもなりませんでした。 決算月も20日を過ぎ、終盤に来ても相変わらずでした。この特別な月は休日もろくに取らず働くのですが、ある休日の日に、またいつものように仕事をするつもりで、ネクタイを絞めて準備をしていたのですが、着替えている部屋の窓から、良い天候の中で山々がきれいに写っているのを見て、「今日は仕事はやめた」と思い、車で山の方をめざしました。そのスタイルはジーパンにリュックサックを背負った姿です。こんな高い山登れるかな、と思いながら登り始め、途中で見える景色がだんだんと美しくなり、ついに山頂までたどり着いたのでした。 山頂で思った事は、ちっぽけな事で悩んでいる自分がおかしいぞという事。心はすごく晴れ晴れしくなり、残り一週間しかない決算月でしたが、終わってみれば目標額がクリアしていました。
10月22日なんだけど、何年前の写真だったか記憶が消えちゃった。

糸魚川市(旧能生町)権現岳登山で(写真は友人)
それ以来、私は山が好きになり、山頂で見た景色にも大きく励まされたのですが、それ以外にも登る時に良く見えた、自分の歩く足元でした。 土の上を歩くという感触がすごく良かったのです。その後は登山ができなくても、時々は山や畑へ行き、野菜を植えたり、焚き火をしたりすると、私にとってはすごいストレス解消になる事を覚えたのです。
 きれいな土と戯れたい。ただそれだけが私にとってはいい、活力剤のようです。

比較的に新しい画像です(2004年5月3日)

同じ権現岳の登山口で(残雪があるので長靴で登りました)

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こめこめ農場 丸山俊夫

fax 025-561-4024

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