農業に対する熱い思いや、そこに至るまでの道のり、
これから、農業で生きたいと思う人たちへの、熱いメッセージを綴る!

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注意 

目次

@サラリーマンの宿命?会社の裏切り
Aストレスが消えていく
B過疎を逆手に取れ
C田舎で子どもを育てる  ふるさとの食べ物を求めて、生まれた地に帰る
D田舎で子どもを育てる  服を汚す子は心は汚れない
E田舎で子どもを育てる  山の自然をふるさととして感じる日
F農業ほど自身を持ってできる職業は無い
G田舎暮らしを夢見る人達へのメッセージ
H私は自然の恵みを活かした生活を続けたい
I農業をして暮らしたい人を募集します
J農業暮らし募集の詳細
★田舎で子どもを育てる
 (3)山の自然をふるさととして感じる日
 私は、冬の雪は正直言って好きではない。邪魔なだけで、除雪するのに余計な労力を要するのが、一番の原因である。しかし良く考えると、雪国とはありがたいと感じるのである。
 新潟県が、日本一のお米の生産量を誇る原因は雪国だからであり、うまい日本酒が多いのもそのお陰である。新潟県にはおいしい水が涌き出る為であり、それは冬に雪が沢山積もる恩恵である。
 その他に、春が訪れた時のすがすがしい気持ちになるのは、やはり厳しい冬を乗り越えたからであり、残雪の山を歩き、ふきのとうから始まり、つくしやカタクリなどを発見した喜びは、毎年うれしく感じるものである。
 そんな四季の移り変わりが、はっきりしている新潟県は、やはりすばらしいものである。

世の中を背負っていく将来をみつめて。
 現在、私の子どもを含めて、地元で育つ子ども達のほとんどは、高校を卒業すると、進学や就職を問わず、都会で生活したいと思う子どもが多いだろう。当然田舎には優れた企業も少ないし、大学や専門学校も少ない。私もそうであったが、都会にあこがれる子どもが多いのも無理はない。
 しかし、子ども時代に、山や川や海などの自然を相手に遊んだ経験を、できるだけ多く持って、思い出として心に残している子ども達は、必ずふるさとへ帰って来るのであると、私は確信している。

 
 私の中学時代の同級生であった男性達は、半分以上は(県外、県内を含む)町外に住んでいる。この人達は、仕事や家庭の都合もあるだろうし、この先定年を迎えてから帰って来たいと思っている人もいるだろうが、多くの人はふるさとより、現在住んでいる土地や環境に、魅力を感じているのであろう。子ども時代に、私ほど自然や環境を相手に遊んだ思い出が少ないからであろうと思う。
 私の子どもは、将来どの道を選ぶかは、子ども次第なのでわからないが、3番目の息子においては、しょっちゅう山や川などへ連れて行くことがあった。今は自然はすばらしい等と思う程ませた子どもではないが、息子の脳裏には、ふるさとが焼き付いていると思う。これがふるさとだと感じる時期は、まだ遠い先である。一度地元を離れて見ると、ふるさとの良さがよりいっそう感じると思うのだが。
 一度外へ放しても、住みなれた我が家へ戻って来る鳩のように、川を溯上する鮭のように。
新潟県糸魚川市能生3341-41
こめこめ農場 丸山俊夫

fax 025-561-4024

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